どんな当選品も安くなる!?時と共に需要は減少する!

当選品

需要があるから高くなる!

当選品だから高いはず!
とても貴重なものなのに買取価格が安い!

このように思った方は多いと思います。
もちろん当選品は数が少なく、手に入れるのが難しいので貴重な品です。
しかし、重要なのは「当選品」ではなく「需要が高い」ことです。
当選品もコンサートグッズと同じく時間が経てば経つほど需要が減少する傾向にあるため、それに合わせて買取価格も下がっていきます。
定期的に販売され、基本的に誰にでも手に入るコンサートグッズに比べると、当選品の方が需要の減少はとても緩やかではあります。

そもそも「需要」って何?

「需要」とは簡単に言うとどれだけ求められているのかということです。
つまり欲しい人が多ければ多いほど、需要は増加します。

また「需要」と対になる「供給」も物の価値を決める大事な要素です。
同じ物を販売する人が多くなるほど、供給は増加します。
供給量が多ければ、無理して高いものを買わなくなるため、物の価値は徐々に下がります。

大変わかりやすい例として『嵐 10周年ファンクラブ限定 サイン色紙』の当時とここ数年の中古市場の価格を調べました。

当選品 需要

2009年12月/約20~30万円

2016年10月/約20万円
2017年11月/約13万円
2018年 3月/約10万円
2018年 7月/ 約7万円※ヤフオクでの過去の販売価格です。

サイン色紙が配布された2009年11月から1ヶ月後には、もうヤフオクで販売されていました。
当時は20万~30万円でも欲しい!という人がたくさんいて大変高額な品でした。
半年もすると中古市場になかなか出回らなくなり、2016年までは20万円前後でも欲しい人がいました。

しかし、2016年頃から販売する人が徐々に増えて市場に出回るようになり、2018年夏頃には7万円以上ではなかなか売れなくなりました。
嵐5人の直筆サインが書かれた色紙は他にない、とても貴重な品です。
それでも約9年で20万円以上も販売価格が下がりました
今も価格は徐々に落ちており、お金を払ってでもサイン色紙が欲しい人が減っています。
これが「需要の減少」です。

当選品もいろいろ

「当選品」といっても、以下のように様々なものがあります。

・テレホンカード
・QUOカード
・nanacoカード
・CD
・DVD
・レコード
・バッグ
・パーカー
・Tシャツ
・タオル
・ストラップ
・時計
・タンブラー
・サイン色紙    etc…

当選品 需要

nanacoカードが欲しい人はテレホンカードやQUOカードよりも多いため、需要は高いです。
また、同じ種類のものでも全部で何名に配られたかも重要です。
100名限定のものは1万名限定のものより希少ですから、もちろん需要は高くなります。

さらに、当たり前のことですが、グループもしくは個人の人気が高いことが最も重要です。
どれだけ貴重な品でも、人気がなければ欲しい人は少なくなります。

当選品だからといって、必ずしも価値が高いわけではないのです。
需要があるのかどうかを考え、期待をし過ぎないようにしましょう。